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令和7年最初の宇宙法研究部会

寒さの厳しい日が続きますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

 

つい先日新年を迎え、お正月を過ごしたと思っていたのですが、気がつくと令和7年も1か月半が過ぎようとしています。

 

時の流れの速さに置いて行かれないように、今年も全力で走っていきましょう。

 

さて、本日は、令和7年に入りまして第1回目の宇宙法研究部会が開かれましたのでご報告致します。

 

 

本日の部会では、「部会内講演」ということで、外部講師の先生にご登壇いただきまして、部会員だけ参加可能な講演会が開かれました。

 

宇宙法研究部会では、何か特別なイベントが開かれるとき以外は、部会員である弁護士たちに担当が振り分けられ、各々が調査した内容を報告するという形で主に活動しています。

 

この調査報告自体、毎回充実した情報や知識を得られる貴重な機会となっているわけですが、本日のような部会内講演では、宇宙法や宇宙産業の分野でご活躍されている先生方をお招きし、直接お話をお聴きすることのできる大変有難い機会となっています。

 

そして、あくまでも「部会内講演」ですので、参加者は宇宙法研究部会員だけとなりますから、参加者の人数はあまり多くはありません。そのため、講師の先生方と部会員の距離は近く、ご講演終了後には講師の先生方に直接ご質問をさせて頂き、ご見解をお伺いさせていただくといったことが多いです。

 

この質疑応答の時間では、ご講演のテーマからさらに一歩踏み込んだ内容を考えることができますので、理解が深まる貴重な時間になっています。

 

そして、本日の部会内講演には、JAXA調査国際部の館下由美子先生にご登壇いただきまして、「アジア太平洋地域における宇宙法政策コミュニティについて」というタイトルでご講演をいただきました。

 

館下先生は、アジア・太平洋地域宇宙機関会議APRSAF)の事務局長等を歴任されている方で、本日は各国の宇宙機関等の活動状況や法的課題等についてのお話をしていただきました。

 

APRSAFでは、アジア太平洋地域の各国の共通の課題に向かって宇宙の技術を活用すること、そして、その活用によって経済の発展に貢献するというミッションをもって日々活動されているとのことでした。

 

宇宙にかかわる法や技術が平和的に活用され、各国の利益に繋がるような仕組みの中心に、館下先生を始めとした多くの日本人スタッフが関わっておられる事実を再認識し、同じ日本人としてとても誇らしく感じました。

 

 

館下先生、貴重なお話をありがとうございました。